2019.04.274/27~6/9 松本市美術館「ユニマットコレクション フランス近代絵画と珠玉のラリック展」開催
このたび、「ユニマットコレクションフランス近代絵画と珠玉のラリック展―やすらぎの美を求めて―」を松本市美術館で開催します。
本展はルノワールやミレー、藤田嗣治などのフランス近代絵画と、ガラス工芸家ルネ・ラリックの珠玉の作品を紹介する展覧会です。
当グループ創業者である髙橋洋二が、長年にわたり収集して築き上げてきた西洋美術のコレクションから珠玉の100点を選んだものです。
フランス近代美術の流れの中で、自然や人物像を画家たちがどう捉え向き合ってきたのか。
伝統を踏まえたアカデミスムの重厚な表現から、バルビゾン派や印象派、エコール・ド・パリの革新を求めた作家たちの名品までを展示して概観します。
さらに本展では、同コレクションの一翼を形成するルネ・ラリックのガラス作品もあわせて公開。
絵画とガラス工芸の優美で光輝な世界を心ゆくまでお楽しみください。
Ⅰ バルビゾン派の画家たち ―自然への憧憬―
フランスのフォンテーヌブローの森の片隅にあるバルビゾン村やその周辺に滞在し、自然主義的な風景や風俗を情感をこめて描いた画家の一派に焦点を当てます。
Ⅱ アカデミスムから印象派へ ―伝統と革新―
伝統的な価値観と革新的な美意識のせめぎ合いの中で新しい潮流が生まれます。本章では古典主義の画家から19世紀印象派を代表するルノワールまでの流れをたどります。
Ⅲ エコール・ド・パリの画家たち ―都市の詩情と憂愁―
1920年代を中心に世界各地からパリのモンマルトルやモンパルナスに集まって活動していたエコール・ド・パリの画家たちの名品を展示します。
Ⅳ アール・デコのきらめき ―ルネ・ラリックのガラス工芸―
ヨーロッパやニューヨークを中心に1910年代半ばから30年代にかけて流行、発展した装飾美術、アール・デコ。この時代に活躍したルネ・ラリックの華麗なガラス作品の数々を紹介します。
【松本市美術館について】
松本市美術館は信州にゆかりのある作家の作品を主に展示しており、
中でも松本市出身の世界的に著名なアーティスト、草間彌生さんの作品は館内外様々な場所で見ることができます。
美術館前にある水玉模様の巨大なオブジェ『幻の華』は来館者を圧倒する存在感です。
建物は、宮本忠長建築設計事務所による半透明ガラスを通した光と縦の線を基調にした設計で、建築業協会賞を受賞しています。
【開催概要】
会期 2019年4月27日(土) 〜 2019年6月9日(日)
休館日/月曜日 ※ただし、4月29日と5月6日の祝日は開館、5月7日(火)休館
会場 松本市美術館(長野県松本市中央4-2-22)
観覧料 大人1,000円、大学高校生・70歳以上の松本市民600円
※20名以上の団体は各100円引き ※中学生以下無料、障害者手帳携帯者とその介助者1名無料
前売券 大人800円、大学高校生・70歳以上の松本市民400円
※取扱いは4月26日(金)まで